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青い花は青いしずくを抱いていたのよね・・・ 青いしずくはちいさな手の平を青く染めたのよね・・・
ちいさな手の平に溜まった青いしずく・・・
皺になった手の平に今も溜まっているのよね・・・
この蔓の中・・・
何十年泳いでいたのかな・・・
もしも・・・ もしも・・・ もしも・・ 私が・・ 家を・・ 建てるなら・・・
こんな 夢のある 家を建てる ぞ・・・ 私には ね・・・ 私には 真っ白な羽が生えているから・・・ 高いところだって 全然 平気 なのさ・・・ 羽をすぼめて入るから・・・ 狭いところだって 全然 平気 なのさ・・・ 藤の花の匂いが ごはん・・・ あら 夢ごこち・・・ ときどき Kくんも いっしょなんだ・・・ Kくんだよ・・・ Kくんて 誰だ・・・ 教えない 教えないっ 教えないっ・・・ あら 夢ごこち・・・
ダメだよーーーっ
割り込んだりしちゃっ こらこらっ さっちゃん
ダメだってばーーーっ
だってーーーっ
お猿ちゃんといっしょに乗りたいんだもーーーん
ヤダヤダーーーっ
ヤダってばーーーっ
クマちゃんそんなに揺らさないでよーーーっ
イイイっ 発車するよーーーっ
しっかり捕まってんのよーーーっ バババババババッ バッビューーーーン
なすがまま・・・ こんな私をどうしようって言うの・・・
残酷な人・・・ * * *
なんて可哀想な松の木・・・
涙が湧いてきます・・・
どうしてもそう見えてしまうんです・・・
* * *
それなのに・・・
そんな蔓に魅せられて行く私は残酷な女なのでしょうか・・・
私も最初はそんな感じがしていました・・・
でも昔から好きでした・・・
ということは昔から残酷だったんでしょうね・・・
* * *
蔓をずーっと見ていると怖くなります・・・
蠢いている生き物そのものです・・・
今にも動き出して私の体に巻きついてきそうです・・・
でもこの美しい自然の造形にどんどん惹かれて行くのです・・・
* * *
自然の中では当たり前の世界・・・
それを弱肉強食のバトルと言ってしまっていいのでしょうか・・・
そんな目で見てしまっていいのでしょうか・・・
それは人間の思い上がりではないのでしょうか・・・
* * *
弱肉強食・・・
いかにも人間が作り出した側面的な物の見方・・・
そんな気がしてならないのです・・・
* * *
これ以前にもこの後も・・・
人が知る由もない壮大なドラマが繰り広げられる・・・
巻きつく蔓と巻きつかれる植物・・・
* * *
それは自然の中にあって人が侵してはいけない神聖な世界・・・
今はそんな風に思うようになりました・・・
* * *
この蔓をほどいてあげたい・・・
松の木を自由にしてあげたい・・・
そんな風に考えるのではなく・・・
蔓を泳ぐ魚になって・・・
もっともっと自由に泳ぎまわりたい・・・
遥かな夢・・・
生命の誕生・・・
子宮で起こっていることは・・・ こういうことなのかしら・・・
生まれるということは・・・
ただそれだけで 神秘・・・
この世に生を受けた ただそれだけで 神秘・・・
あらゆる存在は ただそこに在る それだけで この上もなく 神秘的・・・
何を言ってももうダメ・・・ 私の耳には届かない・・・ だから何も言わないで・・・ 蔓の地獄に堕ちてゆく・・・
ぞっとするほど美しい・・
かくすればかくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂 (吉田松陰)
親の因果が子に報い??? 因果応報??? 訳ワカンナイ???
かくすればかくなる?? 因果応報??? やっぱり訳ワカンナイさち /・・)?
見たら浮かんできたんだもん・・・
親子です・・
こんな因果でございます・・
アオモジ (クスノキ科)・・ ですよね・・ ( たっ 多分 ^^;
調べても調べても・・ こんな因果な木肌・・ 出てきませんの・・
アオモジ・・ クロモジ・・ シロモジ・・ オオバクロモジ・・
アナタいったい何者ぞ??? モっ イヤ ^^;